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商店街周辺の「自然派」のつながり【ネットワーク】

2011.12.06 Tuesday

東京都郊外にある街。大型の分譲マンションも増加して30〜40代の働き盛り世代の人口も増え、商店街は平日でも多くの人々で賑わっている。
しかし「人気がある街」になるほど地価は上昇。商店街にはチェーン店が増え、個性ある個人店は商店街から次々と撤退。個人のお店は商店街から少し離れた場所に点在している。

街の中心地から離れた個人店でもファンが多い人気店が数々存在する。「自然派」というコンセプトの下、それらの人気店同士の地域のつながりで成り立っていた。

消費者のある価値観に基づいた協調関係。
【ネットワーク】
組織は独立して機能するものではなく、サプライヤー、競争相手、顧客など他の組織、個人と複雑に影響を与えあいながら機能する(H.ミンツバーグ,1999)。会社が互いに関係を深めて行く点に研究者が注目し、ネットワーク・モデルが開発された。

「自然派」というコンセプトにおいて共通する店舗および事業者で品物の供給、販売協力、情報交換等の協力関係を形成し、相互の事業を支え、そのネットワーク全体の情報をコンセプトに共感する消費者に発信できるしくみが作られている。

この「自然派」ネットワークの場合、複数の店舗、事業者の協力関係の要である「ハブ」となっているのが「オーガニックカフェ」である。飲食スペースだけでなく商品の販売スペース、展示スペースを設けているこの店では、ネットワークに属する店舗の情報だけでなく、カフェのコンセプトと共通する考え方を持った芸術家の作品を展示し消費者との接点を創り出している。

この「自然派」で括られる店舗の事業を活性化させることで、コンセプトに共感しこれらの店舗で積極的に消費を行う可能性が高い消費者を商店街周辺に誘導し、ネットワークに属するそれぞれに店舗、事業主に収益をもたらし、消費者の満足を獲得し、ファンを集めている。

個人事業では資源には限界があり、この面ではチェーン店には敵わない。しかし今回の例では、ターゲットのライフスタイルや価値観に基づいたネットワークの形成によってチェーン店には真似できない消費者価値を創造している。商店街の周辺でありながら街の個性を発揮している成功事例と言える。


<参考資料>
戦略サファリ―戦略マネジメント・ガイドブック (Best solution) 』(著)H.ミンツバーグ,(訳)斎藤 嘉則(1999)東洋経済新報社

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